出産が近づくと、「出産準備は万全に」と誰もが口を揃えて言います。特に「出産バッグ(入院バッグ)」は、陣痛がきたらすぐ持って行けるように準備しておくことが基本中の基本。
…ですが、どんなに準備していたとしても、人間は焦ると忘れるもの。今回は、実際に「出産バッグを忘れた!」というママのリアルな失敗談を通して、出産準備の落とし穴と、対策についてご紹介します。
陣痛は突然に…まさかの「バッグがない!」
第二子の出産を控えていたAさんは、妊娠37週を過ぎた頃から毎晩「そろそろかな?」という前駆陣痛を感じていました。
「出産準備バッグは玄関に置いてあるし、あとは陣痛が来たら病院に行くだけ!」
そう思っていたある日、夜中に本陣痛が突然スタート。慌てて夫に「病院に連れて行って!」と頼み、タクシーで産院へ直行。
数時間後、無事に出産を終えたAさんが助産師さんにこう言われました。
「ところで…出産バッグは?」
…そう、Aさんはあれだけ準備していた出産バッグを家に置き忘れてきてしまっていたのです。
出産バッグを忘れたことで困ったこと
出産直後は赤ちゃんとママの健康が第一ですが、それでも入院生活に必要なものが手元にないのは想像以上に不便。Aさんが「本当に困った」と感じたものをいくつかご紹介します。
産褥ショーツ・授乳ブラ
入院中に必要な下着類は病院からの支給がないことも多く、自分で用意するのが基本。忘れると、病院の売店で急遽買い直す羽目に。
スマホの充電器
出産後すぐに家族や友人に報告しようと思っても、充電が切れて連絡できないことが。意外と忘れがちだけど、必須アイテムの一つです。
「準備万端」でもミスは起こる!防ぐためのポイント
このような「出産準備の失敗談」は、実は意外と多いものです。いくら出産バッグを完璧に用意していても、「持って行くのを忘れる」というパターンは珍しくありません。
そこでおすすめなのが、以下の実践的な対策です。
■ バッグの置き場所は「車 or 玄関」固定
出産が近づいたら、毎日使う場所にバッグを固定しておくことが重要。車のトランクに入れておくというママも多いです。
■ チェックリストをスマホに保存
「出産 入院バッグ チェックリスト」をスマホのメモに残し、いざという時に見返せるようにしておくと安心。紙で貼っておくのも◎。
■ 家族と共有する
出産バッグの場所や内容は、夫や同居家族にも伝えておくこと。ママが慌てているときにサポートしてもらえます。
まとめ|出産準備は「持ち出し」までがセット!
「出産バッグ 忘れた」という体験談は、笑い話になる一方で、実際に起こるとかなり大変。どれだけ用意しても、「持ち出す」のを忘れては意味がありません。
出産準備は、「中身の準備+家族と情報共有+持ち出し対策」までがセットです。これから出産を迎える方は、ぜひこの記事を参考に、万全な準備と確実な行動計画を立ててくださいね。