1人目の出産を経験すると、「2人目は流れも分かっているし、少しは余裕があるはず」と思いがちです。実際、妊娠中もどこか冷静で、「まあ何とかなるでしょ」と構えていた私。しかし現実は、そんな想像を軽く超えてきました。
今回は、2人目の出産で実際に起きた、「当時は必死、今だからこそ笑える」ハプニングを、同じ経験をした方ならきっと共感してもらえるであろう視点でまとめてみました。
「まだ余裕」の油断が招いた、まさかの展開
2人目の陣痛は早いとよく聞きますが、どこか他人事でした。陣痛が始まったときも、「1人目のときはもっと痛かったし、これは前駆陣痛かな?」と、のんびり夕飯の片付け。
ところが、10分間隔だった痛みが、あれよあれよという間に5分間隔に。慌てて産院に電話すると、「すぐ来てください!」の一言。
上の子の準備、入院バッグの最終確認、夫への連絡…。頭では分かっているのに、体がついてこない。結果、靴を左右違うものを履き、上の子の保育園バッグを抱えたまま家を出るという、今思えばコントのような姿で家を飛び出しました。
上の子優先で、自分のことは後回し
2人目妊娠・出産であるあるなのが、「自分のことを忘れる」という現象。出産当日も例外ではありませんでした。
陣痛が強くなる中、「ママいってらっしゃい!」と泣く上の子をなだめることに必死で、自分の飲み物を忘れたまま病院へ。陣痛室で助産師さんに「飲み物ありますか?」と聞かれ、「……ないです」と答えたときの気まずさは忘れられません。
1人目のときは万全に準備していたのに、2人目になると、なぜか自分のことは後回しになってしまうのです。
「経験者」のはずが、やっぱり初めてだらけ
2人目だからといって、すべてがスムーズにいくわけではありません。分娩台に上がったとき、「1人目より進みが早いですね」と言われた瞬間、急に焦りが押し寄せてきました。
呼吸法?いきみ方?頭では分かっているはずなのに、体が言うことを聞かない。助産師さんに「落ち着いて!」と言われながら、「落ち着いてたらここにいない!」と心の中でツッコミを入れていました。
出産後、「2人目なのに、こんなにバタバタすると思わなかったね」と夫と笑い合えたのは、無事に終わったからこそです。
産後の病室で気づいた、致命的な忘れ物
出産を終え、ほっと一息ついた病室で気づいたのは――授乳ブラを持ってきていないという事実。
入院バッグは前もって準備していたはずなのに、なぜか入れ忘れていました。仕方なく、売店で購入することになり、「準備万端だと思ってたのにね」と看護師さんに笑われる始末。
1人目のときはチェックリストを何度も確認していたのに、2人目になると「まあ大丈夫」という謎の自信が出てしまうのも、ハプニングの原因かもしれません。
それでも、今は全部いい思い出
出産直後は必死で、余裕なんてありませんでした。でも、時間が経って振り返ってみると、どれも愛おしい思い出です。
上の子の成長を感じながら迎えた出産。家族が一人増える慌ただしさ。完璧じゃないからこそ、笑えるエピソードが増えていくのだと思います。
2人目出産は「余裕」より「柔軟さ」が大事
2人目の出産は、確かに経験がある分、心構えは違います。でも、状況は1人目とはまったく別物。上の子の存在、生活環境、体の変化――すべてが新しい挑戦です。
多少のハプニングがあっても大丈夫。無事に赤ちゃんが生まれて、家族みんなが元気なら、それだけで大成功です。
今まさに2人目出産を控えている方へ。きっとあなたにも、数年後「今だから笑える話」ができるはずです。その日を、少し楽しみにしながら、無理せず過ごしてくださいね。