立ち合い出産の中身を知らずに立ち会って、途中でつまみ出された私の主人

元々、見栄っ張りの主人とは、見合い結婚でした。そして結婚してからもいろんな時に彼の発言に振り回されることが多くて、困っています。言っている本人も、自分の言葉の真意を分かっていないことが多くあるので仕方はないかもしれません。私のお産に関してももいろいろとありました。

一人目の子供の時は、いわゆる産院でのスタンダードな出産を経験しました。主人は、産気づいた私を産院に運んでくれて、そのあと分娩室の横で待機するという形をとりました。

ちょうどその時、夫の立ち合い出産というのが流行りだしたころで、「今度新しく子供ができたら、その時は夫の立ち合い出産で決まりだね。僕も頑張るし・・」「今のトレンドではお産はははおやだけで背負い込むのではなく、父親、母親ふたりですすめる共同作業だよ」とかいうことを、まことしやかに語りだしたのでした。

私としては「あああ・・また流行りに乗せられている。まあ仕方ないか・・」位の軽い思いで、受け答えしておりました。 なおりに、数か月後私の二人目の妊娠が発覚し、あれよあれというまに出産ということになりました。主人はものすごくテンションが高くてどうなるかと思っていましたが、直前になって「私はなにをしたらいいのか」「子供が出てくるときに、どう動けばいいのか」と言い出したのでした。そして挙句の果てに「分娩室に入ったら私にしてほしいことをちゃんと教えてよ」なんてことまで言いだしてきたのでイラっと来ていました。こちらは、つわりが激しくなってきて、産院に行くタイミングを計っているときに「僕、なにしたらいい?」的なことをいわれると神経が逆なでされる感は否めませんでした。

つわりがきつくなってきて、産院に運び込まれて、そのあと分娩室に入りました。痛みはかなりきつくなってきてました。看護師さんが呼吸について改めて指導があり、それをゆっくりしていると、ちかくにいる主人が「がんばれ、行ける。で・・何してほしい」と聞かれたので「頼むから、じっとしていてほしい。」と怖い顔で答えました。心の中では悪いと思いながらも、五歳児を連れているようなパフォーマンスをされると「お願い、外に出ていてね」と言いそうになるのでした。

結局、主人は分娩作業中に、途中で気分が悪いということで外のヘンチですわって待機していました。男子は全般に血慣れしていないのて、すぐに気分が悪くなるようでした。素人に隣にいてもらっても、邪魔はなれど、なにもプラスになることはないので医師からやんわりとつまみ出されたのでした。

立ち合い出産を口にする男性には、「分娩室で、血を見るし、はげまさないいけないし、気分が悪くってもいけないし。先生の邪魔をしてもいけないし・・」ということを伝えて、理解してもらうことがとても大切だと思いました。

私の主人はまるで分っていませんでした。