「立ち会い出産をしたけれど、夫が全然役に立たなかった」
SNSやママ向けの掲示板を見ていると、そんな声を見かけることがあります。
実は私も出産前は、「夫に立ち会ってもらえたら心強いだろうな」と思っていました。
でも実際に出産を経験してみると、想像していた立ち会い出産とは少し違いました。
夫は決して何もしなかったわけではありません。
むしろ一生懸命サポートしようとしてくれていました。
それでも出産中の私は、「もう少しこうしてほしいな」と感じる場面があったのも事実です。
今回は、立ち会い出産で「夫が役に立たない」と言われる理由と、実際に出産した妻として感じたことについてお話ししたいと思います。
出産前は夫がいれば安心だと思っていた
妊娠中、私は立ち会い出産を希望していました。
初めての出産だったこともあり、不安がたくさんあったからです。
陣痛の痛みはどれくらいなのか。
無事に赤ちゃんは生まれてくれるのか。
自分はちゃんと産めるのか。
考えれば考えるほど不安になりました。
そんなとき、夫がそばにいてくれるだけで安心できる気がしていたのです。
夫も、
「できることは何でもするよ」
と言ってくれていました。
私はその言葉を聞いて、とても心強く感じていました。
いざ出産が始まると夫もパニックだった
ところが実際に陣痛が始まると、思っていた状況とは少し違いました。
私自身も初めての経験でしたが、夫も同じく初めてだったのです。
痛みに耐える私を前にして、夫は何をしていいか分からなくなっていました。
「大丈夫?」
「水飲む?」
「何かしてほしいことある?」
そんな言葉を何度もかけてくれました。
もちろん気遣ってくれているのは分かります。
でも陣痛の真っ最中は、質問に答える余裕すらありません。
正直なところ、
「今は聞かないでほしい……」
と思った瞬間もありました。
夫からすると精一杯のサポート。
でも妻からすると少しズレている。
立ち会い出産でよくあるすれ違いなのかもしれません。
「役に立たない」と感じる理由
立ち会い出産で夫が役に立たないと言われる理由は、決して愛情がないからではないと思います。
多くの場合は、
「何をすればいいか分からない」
これに尽きるのではないでしょうか。
出産は女性でも初めて経験することです。
ましてや男性は自分が出産を経験するわけではありません。
痛みも分からない。
苦しさも分からない。
だからどうサポートすれば良いのか分からなくなるのです。
実際、私の夫も腰をさすってくれたり、飲み物を渡してくれたりしました。
でも助産師さんの方が圧倒的に頼りになりました。
当たり前ですよね。
助産師さんは出産のプロなのですから。
だからといって、夫の存在が無意味だったわけではありません。
本当に役に立ったのは「そこにいてくれたこと」
出産中は余裕がなくて気づかなかったのですが、後から振り返ると夫がいてくれて良かったと思っています。
何か特別なことをしてくれたわけではありません。
完璧なサポートだったわけでもありません。
それでも、
隣に座っていてくれたこと。
手を握ってくれたこと。
赤ちゃんが生まれた瞬間に一緒に喜んでくれたこと。
それだけでも十分意味があったように感じます。
出産は孤独になりやすい経験です。
そんな時間を一緒に過ごしてくれたことは、今でも感謝しています。
新米パパに伝えたいこと
もしこれから立ち会い出産をする予定のパパがこの記事を読んでいるなら、ぜひ伝えたいことがあります。
まず、「完璧なサポートをしよう」と思わなくて大丈夫です。
出産中の妻が求めているのは、スーパーマンのような夫ではありません。
一緒に頑張ろうとしてくれるパートナーです。
そして、事前に少しだけ出産について勉強しておくことをおすすめします。
陣痛の流れ。
呼吸法。
腰の押し方。
病院で行われる両親学級などに参加しておくと安心です。
知識があるだけで、当日の動きはかなり変わります。
また、「何をしてほしいか」を妊娠中に夫婦で話し合っておくことも大切です。
人によって嬉しいサポートは違います。
励ましてほしい人もいれば、静かに見守ってほしい人もいます。
事前に確認しておくことで、お互いのストレスを減らすことができます。
出産後こそ夫の本領発揮
個人的には、出産当日よりも出産後の方が大切だと思っています。
赤ちゃんが生まれると、
・夜中の授乳
・オムツ替え
・寝不足
・家事との両立
など、新しい生活が始まります。
ここで積極的に関わってくれる夫は本当に頼もしい存在です。
出産当日に少し頼りなくても、その後の育児でしっかり支えてくれれば何の問題もありません。
むしろ長い子育ての中では、こちらの方がずっと重要です。
まとめ|立ち会い出産で夫は役に立たないわけではない
「立ち会い出産で夫は役に立たない」
そんな言葉を聞くことがあります。
確かに出産中は助産師さんや医師の方が頼りになる場面も多いでしょう。
でも、それは夫が不要という意味ではありません。
夫は出産の専門家ではありません。
だから完璧なサポートができなくても当然です。
それでも、そばにいてくれること、一緒に赤ちゃんの誕生を迎えてくれることには大きな意味があります。
もし立ち会い出産を控えているなら、「役に立たなければ」と気負いすぎなくて大丈夫です。
できることを一つずつやりながら、パートナーと一緒に新しい命の誕生を迎えてください。
きっとその時間は、家族にとってかけがえのない思い出になるはずです。