出産時の緊急帝王切開に切り替え

妊婦さんとエコー写真

私は、30歳の時に結婚して、2か月後には妊娠に気が付きました。妊娠のためゆっくり新婚生活を送る暇もなく、妊娠中に住んでいた2人用のマンションから、中古の3LDKに引っ越しました。しかし引っ越しのドタバタで、体に負担が来たのか、妊娠中は何度も切迫流産しそうになってしまいました。

それで、出産の予定日から産婦人科に入院したのですが、出産しそうにお腹がチクチクしても、痛みだけが長引いて、なかなか出産できずに、子宮も開かなかったので、仕方なく帝王切開するように産婦人科医が判断しました。

帝王切開に切り替える際に、書類に家族のサインと私のサインが必要だったのですが、私はとにかく痛みが激しくて苦しかったので、書類を見ることもできずに、書類に拇印を押してサインしました。

帝王切開の手術中は、麻酔で意識がなかったのですが、麻酔が覚めると赤ちゃんの大きな鳴き声がしたので、「もしかしたら私の子かな?」と耳を澄ませていました。うちの子は、出産時にはびっくりするぐらいに大声で泣いて、なかなか泣き止まなかったそうです。看護師さんが抱っこしても泣き止まないので、夫や母が抱っこしましたが、それでも泣き止みませんでした。私は、帝王切開の手術後でしたが、赤ちゃんを寝ているままの状態でだっこしたら、ぴたりと泣き止んだので、とてもうれしかったです。

最近では、出産時に子宮が開かなかったり、何かちょっとでもトラブルがあると、産婦人科ではすぐに帝王切開手術へと切り替えるようです。子宮が開かないのに、無理して赤ちゃんをひっぱり出そうとすると、赤ちゃんが窒息したり、障害を持って生まれてくる可能性が高いので、帝王切開を勧めているそうです。確かに、ママになってみて、ママ友6人と集まった時に、帝王切開のママが3人いたので、最近では帝王切開は珍しくないそうです。

出産時には、何かとトラブルが起きがちなので、早めに産婦人科に入院したり、出産が難しくなったら、帝王切開をする覚悟もしておくことが、安全に出産するポイントだと思いました。